Carabistouilles、galimatias
そしてその他のガリア風ジョーク

Dominique Mataillet

ごく普通の言葉でありながら、なぜかある日突然、公の言説で頻繁に使われるようになる言葉があります。例えば「rentrée（新学期）」「quartiers（地区）」「identité（アイデンティティ）」などがそうです。一方で、「résilience（レジリエンス）」「hubris（傲慢）」「disruption（破壊的変化）」「ultracrépidarianisme（専門外のことに口を出すこと）」のように、どこから来たのか分からず、時には正統的でない使われ方をされる言葉も同様の運命をたどっています。
本書の著者が好んで見つけ出し、その起源や変遷、使われ方をよりよく知るために分析するのは、まさに時代の空気を反映したこれらの言葉です。
どのような用語や表現が取り上げられていても、本書に収められたテキストは、今日のフランス、その政治的・社会的緊張、特に環境問題を含む直面する課題、そしてその文化の豊かさや地域の活気を探求することを目指しています。ページをめくるごとに、フランス語をめぐる議論、その現状、持続性、多様性が常に存在しています。